

ニューヨーク・パンクの女王、パティ・スミス。
ニューヨーク・ロックの伝統を受け継ぎ、
シンプルなロックンロールを聴かせながら自分の言葉を連射する
パティ・スミスは
70年代女性ロッカーの代名詞となった。そして、女性ロッカーのイメージを大きく変えた。
アンダーグラウンドの姿勢は他女性アーティストと一線を画し、
彼女のメッセージは様々な人間の心を掴んだ。
当初は詩人として活動していただけに 歌詞に定評があり、パティ独自の思想、自身の生き方、死生観やキリスト教に対する疑問などを 歌っている。
コートニー・ラヴ、ソニック・ユースのサーストン・ムーアと キム・ゴードン、 ザ・スミスのモリッシー、U2のボノ、R.E.M.のマイケル・スタイプ など様々な時代の様々な人物に影響を与えた。
パティ・スミスは1946年12月30日生まれ、 シカゴ出身。ウェイトレスをやりながらジャズ歌手 として活動していた母と肉体労働に励む父との 間に生まれた。 病気を患い、学校にも馴染めなかった少女で、 ボブ・ディランなどの音楽に親しんでいた。 また、家計が苦しかったため工場で働くなどしていた。
ニューヨークに移り、詩人として活動を始める。 その後、バック・バンドと共に音楽活動を始め、 デビューすることになる。
75年、パティ・スミスはデビュー・アルバム"ホーセス"を リリース。男物のシャツを着て立つジャケットは 衝撃的だった。独自の価値を描いた歌詞とガレージ・サウンドを持つこのアルバムは 世界初のパンク・ロック・アルバム。 爽快としていて力強い作風だ。 当初は大ヒットすることもなく、 このようなアルバムは受け入れられなかったが 後に巨大な影響力を持つことになった。このアルバムはニューヨーク・パンクの金字塔であり、 女性ロック・アーティストの未来を変えたと言っても過言ではない。
76年、名義をパティ・スミスから”パティ・スミス・グループ”とし、
ロックをさらに意識していくことになる。
アルバム"ラジオ・エチオピア"をリリース。
78年、アルバム"イースター"をリリース。 "ホーセス"と並びパティ・スミスの代表作。 ブルース・スプリングスティーンと共作した "ビコーズ・ザ・ナイト"も収録。
79年、アルバム"ウェイヴ"をリリース。
この年に元MC5のフレッド・スミスと結婚し、音楽活動を休止する。
88年、アルバム"ドリーム・オブ・ライフ"をリリースし、 一時的に復帰した。
94年、夫のフレッドが急死。
96年、本格的に活動を再開し、
アルバム"ゴーン・アゲイン"をリリース。
カート・コバーンに対して歌われた"アバウト・ア・ボーイ"を
収録している。
97年、アルバム"ピース・アンド・ノイズ"をリリース。
00年、アルバム"ガン・ホー"をリリース。
ジャケットには第2次世界大戦時の父の写真を使った。
02年、アルバム"ランド:グレイテスト・ヒッツ"をリリース。
デビューからこれまでのパティ・スミスの代表的ナンバーと
ライヴ・ヴァージョンを収録している。
04年、アルバム"トランピン"をリリース。
07年、カヴァー・アルバム"トゥエルヴ"をリリース。