
パンク・ムーブメント後に現れた新しい波。
ニュー・ウェイヴは70年代末期から80年代にかけて流行した
ポップ・ミュージック、デジタル・テクノロジーを使った音楽、
ポスト・パンクなどをまとめた言葉。
ニュー・ウェイヴ・ブームメントの到来と共に様々なジャンルのアーティストがニュー・ウェイヴ・アーティスト として 活躍した。ニュー・ウェイヴに組み込まれたジャンルはエレクトロニク・ポップ、パワー・ポップ、 ギター・ポップ、オルタナティヴ系、ポスト・パンク、レゲエ、サイケデリック、ノイズ、ファンク、 スカ、レゲエ、ソウル、ジャズなどと幅広く、この時期にデビューしたこれらのジャンルのアーティストは みなニュー・ウェイヴ・アーティストとして扱われた。
ニュー・ウェイヴ期を代表するアルバムは様々だ。主に挙げると エルヴィス・コステロの"ディス・イヤーズ・モデル"、XTCの"ドラムス・アンドワイアーズ"、 スペシャルズの"スペシャルズ"、ジョイ・ディヴィジョンの"クローサー"、 バウハウスの"暗闇の天使"、トーキング・ヘッズの"リメイン・イン・ライト"、 U2の"ボーイ"、P.I.L.の"フラワーズ・オブ・ロマンス"、ザ・ポップ・グループの "ハウ・マッチ・ロンガー"、エコー・アンド・ザ・バニーメンの"ヘヴン・アップ・ヒアー"、 デュラン・デュランの"デュラン・デュラン"、ザ・キュアーの"ポルノグラフィ"、 ポリスの"シンクロニシティ"、ニュー・オーダーの"権力の美学"などだ。
ニュー・ウェイヴ時代はとにかくMTVの登場が大きく、
派手なPVを流すグループが続出した。
マドンナなどのアメリカ・アーティストはニュー・ロマンティック勢の真似を
して成功することになる。
また、それまでのアルバム重視の音楽シーンに対して、ニュー・ウェイヴでは
シングル・リリースが流行し、多くのシングル中心グループが現れた。
ニュー・ウェイヴの代表曲は評論家によって別れる。主に上げるとワイヤーの"アウトドア・マイナー"、ゲイリー・ニューマンの"カーズ"、XTCの"シンスズ・ウォーキング・オーヴァータイム"、ジョイ・ディヴィジョンの"アイソレーション"、U2の"アイ・ウィル・フォロー"、パブリック・イメージ・リミテッドの"フラワーズ・オブ・ロマンス"、デュラン・デュランの"セイヴ・ア・プレイヤー"、ニュー・オーダーの"ブルー・マンデー"、ザ・キュアーの" 殺戮の囁き"、ポリスの"見つめていたい"など。
ニュー・ウェイヴは主に78年から83年までが黄金期であり、 およそ6年でロックシーン及び音楽シーンに強烈なインパクトと 数えきれないヒット曲を送った。その後も流れは続き、特に英国及びヨーロッパでは80年代の 音楽シーンの主役だった。ニュー・ウェイヴほどロックとポップ という2つに対し、同時に影響を与えた音楽はないであろう。
パンク・ムーブメントの最中に10ccやスパークスのような
ポップ・サウンドを持つバンドが現れた。
ロンドン・パンクが終息していく頃にエルヴィス・コステロや
XTC、ポリスなどが大ヒットを飛ばす。
パンクの後継であるPILのようなオルタナティヴ・ロック に繋がる重さを持ったポスト・パンク・ バンドがトップ・チャートに現れた。 イギリスではジョイ・ディヴィジョン、ギャング・オブ・フォー、 スリッツなど、 アメリカではトーキング・ヘッズなどの ポスト・パンク・バンドが活躍。 また、ザ・キュアーやバウハウス などのゴシック・ロック・バンドもヒットを飛ばし、 ネオ・サイケデリックの代表としてエコー・アンド・ザ・バニーメンもヒットした。
MTVの登場と共にルックス重視のグループが登場し、 デュラン・デュランやカルチャー・クラブが活躍して ニュー・ロマンティックというブームが訪れる。 ニュー・ロマンティックはニュー・ウェイヴの中で最も成功し、 アメリカへ進出して爆発的大ヒットを記録。この現象は 第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンと言われた。
エレクトロ・ポップやシンセサイザーなどのデジタル・テクノロジー
を使ったサウンドも人気を博していった。これによって
ユーリズミックス、ティアーズ・フォー・フィアーズ
、スタイル・カウンシルなどが次々と大ヒットを記録。
また、スカ・シーンを代表してスペシャルズが、レゲエやファンク、ジャズなどを取り入れた
ザ・ポップ・グループがそれぞれ活躍した。
また、初期のU2やザ・スミスもニュー・ウェイヴに分類され、 プレイマル・スクリームもニュー・ウェイヴ出身だ。