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ジミー・ペイジ リッチー・ブラックモア

数あるロック・ジャンルの中で最も有名で、 最もアルバム・セールス、バンド数が多いのがハード・ロック

アメリカ黒人によるブルースがイギリス人によるホワイト・ブルースへと 発展。そこから生まれたのがハード・ロック。

長髪にブーツ、高い演奏力と高音シャウト、 激しいリード・ギター、大音量のライヴ、男根主義世界など 、ハード・ロックのイメージがロック全体にも及ぶほど 巨大な人気と影響力を持った。

レッド・ツェッペリン、ディープ・パープルは初期ハード・ロックの代表者であり、 エアロスミスやキッスによってアメリカン・キッズにも広まり、 クイーンによって一般人にまで認知された。 また、ブラック・サバスはハード・ロックを重くしたサウンドを展開し、 初期ヘヴィ・メタルの代表者となった。

イギリスでは70年代前半から70年代中期(ロンドン・パンク出現前)まで、 アメリカでは70年代前半から80年代後期(グランジ出現前)まで ロック・シーンの主役であった。 途中からヘヴィ・ヘタルに発展(分裂)し、 80年代にはNWOBHM、LAメタル、スラッシュ・メタルなど 様々なジャンルが発生することになる。

70年代ハード・ロックの歴史

ジミ・ヘンドリックス

ブラック・サバス

ジョー・ペリー

60年代ブリティッシュ・ロックの主役はアメリカ黒人の R&Bをイギリス人が彼ららしいやり方で焼きなおし、ポップ性を 加えた”ブリッティッシュ・ビート”だった。

60年代後期、ポップ性を加えずホワイト・ブルースを全面に押し出した バンドが登場する。それがクリーム。 クリームやジェフ・ベック・グループが試行したヘヴィ・ブルースは 人気を博し、イギリスだけでなくアメリカでも脚光を浴びた。"サンシャイン・ラヴ"を収録したクリームのアルバム"カラフル・クリーム"や"ユー・シュック・ミー"を収録したジェフ・ベック・グループのアルバム"トゥルース"は当時としては革新的だった。
また、ジミ・ヘンドリックスの登場は衝撃的だった。 このカリスマ黒人ギタリストのエキセントリックなプレイとエレクトリック ・ギターの向上はハード・ロックに強い影響を与えた。

そして、レッド・ツェッペリンが登場する。ハード・ロックが世界的に 知れ渡り巨大な存在になった最大の原因はこのバンドだ。 高い演奏力とリフ含め天才的作曲能力を持つジミー・ペイジは 歌唱力とルックスが最高級の男ロバート・プラント、同じく高い演奏力を もつジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナムと共にロックの進化に多大な貢献を果たした。 ヘヴィ・ブルースを基礎に作った69年のデビュー・アルバム"レッド・ツェッペリン"は 衝撃的であり、この年が”ハード・ロックが誕生した年”と言われている。 レッド・ツェッペリンはあらゆる記録を次々と塗り替え、 ビートルズが解散し、王者となったローリング・ストーンズ以上の巨大なセールスを上げて、 名実ともに世界最大のロック・バンドとなった。

レッド・ツェッペリンの現象を見て、ディープ・パープルはポップ・バンドから ハード・ロック・バンドに 転向。ハード・ロックを確立したアルバム"イン・ロック"、ハード・ロックの 象徴"スモーク・オン・ザ・ウォーター"などの傑作を発表。ディープ・パープルは ハード・ロック・バンドの代表者となった。

70年にデビューしたブラック・サバスは重く引きずるような 当時としては異質なサウンドを聴かせた。これらはヘヴィ・メタルの基礎を作っていった。アルバム"パラノイド"収録曲の"パラノイド"と"アイアン・マン"は初期ヘヴィ・メタルの代表曲。

ブリティッシュ・ハード・ロック・バンドは瞬く間にアメリカへ上陸し、成功を収めた。 これらのバンドの成功もブリティッシュ・インヴェイジョンに含むことがある。

その後、ブリティッシュ・ロック・シーンに影響を受けたハード・ロック・バンドが アメリカから現れるようになる。その象徴がエアロスミスだ。 エアロスミスはブリティッシュ・ハード・ロックをアメリカ人らしくワイルドに アレンジし、ライヴの素晴らしさとともにアメリカ屈指の人気バンドとなっていった。 また、同時期にド派手なメイクを施し、ハード・ロックとポップスを融合させた キャッチーなサウンドを展開するキッスが人気を博し、 エアロスミスと共にアメリカのティーン・エイジャー達にハード・ロックを届けた。

アメリカでエアロスミス、キッスなどが人気を博していったころに イギリスからクイーンが登場する。 ピアノやオペラを大胆に取り入れた美しいメロディ、 メンバー4人の紳士的な態度も相まって国民的人気を獲得。 それまでハード・ロックを聞かなかったような人々にも ハード・ロックを広めた。

70年代中期は米国、英国揃ってハード・ロックが全盛で、 UFOジューダス・プリーストスコーピオンズ(ドイツ出身)などが 登場し、ハード・ロック・シーンを盛り上げた。ただ、様々なバンドが 出てくるも、このシーンの主役はやはりレッド・ツェッペリンだった。

かつてない全盛を極めたハード・ロック・シーンだったが、 76年にイギリスでパンク・ムーブメントが勃発。 イギリスではハード・ロックの人気が一気に低下、 パンク・バンドに攻撃されたハード・ロックは キッズ達に嫌悪されていく。 イギリスではパンク・ブーム終息後も一部を除きハード・ロック 人気が回復することがなかった。
だが、ロンドン・パンクに影響されなかったアメリカの音楽シーン は以前高い人気を保ち、92年のグランジ・ムーブメント到来まで ロック・シーンの主役であり続けるのだった。

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